日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)が、2月1日午前0時に発効した。
日欧の人口は合わせて約6.4億人、国内総生産(GDP)で世界の約3割を占め、巨大な自由貿易圏が誕生した。
日本にとっては、昨年12月30日に発効した豪州・カナダなど11か国の環太平洋経済連携協定(TPP)に続く、大型の経済連携協定となった。二つの協定によって日本の実質GDPを約2.5%(約13兆円分)押し上げ、新たに約75万人分の雇用が生まれると試算している。
TTPは11か国で、GDPが約10兆j、世界に占める割合が約13%、人口約5億人。
日欧EPAは、GDP約22兆j、世界に占める割合約28%、人口約6億4万人。
日欧EPAでは、全輸入品のうち、日本側が約94%、EU側が約99%の関税を撤廃した。
EUからの輸入品はボトルワインと衣類は即時撤廃となり、日本からの輸出品は緑茶、アルコール飲料、醤油・味噌、牛肉が即時撤廃となった。乗用車は10%だったものが1年目8.8%となり8年目に撤廃となる。また自動車部品(エンジンやタイヤなど)の9割以上が即時撤廃となった。関税撤廃で生産者は輸出拡大に期待を寄せている。
中国や韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)など16か国による東アジア地域包括的経済連携(RCEP)についても、年内の妥結に向け、交渉を加速させる方針としている。

1981年(平成元年)度の社会保障給付費は約45兆円であった。働き手の中心になる15歳~64歳は人口100人当たり70人、65歳以上が12人。2018年には約121兆円と膨れ上がり、働き手人口は100人あたり60人に減少、65歳以上が28人となった。
このまま推移すると2040年には190兆円、働き手人口は100人あたり54人、65歳以上が35人になるという。社会保障給付費は2018年の1.57倍となってしまう。
2019年度の社会保障給付費は、年金が約57兆円(原則65歳以降)、医療が約39兆円でともに30年前の2倍超に増加。介護が約11兆円、生活保護が約4兆円、雇用保険(失業給付・育児休業給付など主に現役世代向け)が約2兆円、教育(小学校から大学まで)が約14兆円、保育所・幼稚園が約2兆円、児童手当(0歳から中学生)が約2兆円。
年金支給額は毎年1.3%ずつ減額(物価の動向によって異なるというが)される傾向であり、その上、介護保険料は加算され、高齢者にとっては「泣きっ面に蜂」となってしまう。

60歳代になると「足元に不安」(体力低下、家族の介護、健康など)が出てくる。
定年後、次の職を求めてもいろいろな壁がある。応募しても履歴書で落とされる、面接しても自分が希望することとの隔たりがあり再就職できない。
不採用の場合、「お祈りメール」が届くという。合否の連絡もないことが多いそうだ。
仕事に就けても、非正規、低賃金、短期更新などがある。働きたいのに仕事に付けない65歳以上の高齢者は約220万人もいるという。
高齢者が働く6つの心得。キャリアを捨ててゼロからの出発とする。
★過去の肩書だけで威張らない。★私心がなく使命感を持っている。★気にくわないことがあっても気づかせない。★頼まれたことには必ず返事をする。★約束したことは必ず実行する。★頭は下げるためにある。これらが守れないと長続きはしない。
雇用側も募集する際、能力、健康などに個人差があり工夫する必要がある。
ある調査で60歳以上のシニア層の採用に「積極的でない」と答えた企業が約7割もある。
65歳以降も働ける制度の実施・検討状況は、30%以上が取り組んでおらず、検討もしていないと答えている。

消費税が10月から10%になる予定であるが、ほぼ実施されることになるだろう。
消費税として集めた金の使い道は、「年金」「医療」「介護」「少子化対策」の4つの分野に充てられる。これらの社会保障にかかる費用は高齢者の増加で「医療」「介護」などがどんどん増加している。
最初に消費税が導入された1989年は3%、1997年に5%、2014年に8%とだんだん引き上げられた。社会保障分野に使う国の予算は、消費税が導入された1989年には約11兆円だったものが2018年には約33兆円となり、当初に比べて3倍に膨れ上がってしまった。
2019年度の予算案は101兆5千億円、歳入の中の税収(法人税、所得税、消費税)が62兆5千億円、そのうち消費税が増税効果などから10.4%増の19兆3,920億円となり歳入の29.7%を占めることになる。
消費税が10%に増税されると標準家庭で年間34万円の負担となる。
消費税の10%の内訳は、消費税収が7.8%、うち6.28%が国分、うち地方交付税分が1.52%、地方消費税収が2.2%となる。消費税が1%あがると約2兆円増えることになる。

1.『釣り人の 誰もが欲しがる リールなり』

魚釣りを楽しむ人が増えている。日本海で80pもある鯛を釣った得意話を聞いた。
リールで巻き上げながら鯛が暴れる手ごたえは口では言い表せない醍醐味だそうだ。
創業から10年目の昭和30年(1955年)に釣竿用リール(糸巻き機)の製造を開始し「ダイワ精工」が、わずか20年余りで釣り用品世界最大手に成長したのも、釣りの奥深さ、釣り道具の大切さを物語っているといえる。
例えば、リールの内部構造は時計に似てほとんど精密機械である。さらに魚がかかったときには、極めて大きな負荷が内部のギアや回転軸にかかる。精度と強度が共に最高のレベルでなければスムーズに動いてくれない。初心者には気づかないストレスもエキスパートはすぐに感じてしまう。上級者に見向きもされない商品が売れるはずはないから、製品は常に最高レベルの釣り人を満足させる完成度を備えなければならない。しかもそのレベルになると、釣り人の微妙な好みの違いまでを計算に入れる必要がある。同社が世界一なのは、その領域に達しているということなのである。
創業者の松井義男(1906~1983)の姓を採り、写真用の距離計からスタートした機械メーカーであることを表して「松井製作所」を名乗った。同社は、昭和33年(1858年)に東京・中野区大和町に移転、地名を採って「大和(やまと)精工」と改称した。より精密なリールの製作を行う姿勢を示すために、「精工」の名称をつけた。
今日の社名の「ダイワ」は、このときに社名に冠された「大和(やまと)」に端を発している。「やまと」という名前は戦艦大和のイメージが依然として強かったため、釣り具メーカーにはそぐわないと、ほどなく「大和(だいわ)」へと改称に踏み切った。
ダイワと書く社名に改めたのは昭和44年(1969年)のことだった。リールに加えてロッドの製造にも乗り出し、そのノウハウを活かしてゴルフクラブの製造も手掛けている。
平成21年(2009年)、「グローブライド」に社名変更、今までのダイワはフィッング単独のグローバルブランドネームとなった。

 
写真1 写真2
2.『茶道には 裏や表の 作法あり』

茶道では、茶碗を手に取ると2回と少し回してから飲む。日本人なら、この作法を見たことがあるだろうが、なぜ茶わんを回すのか、その意味を知らない人が多い。
茶道は、「茶湯(ちゃとう)」「茶の湯」とも呼ばれ、古くからお茶を楽しむために、多くの作法の元で行われてきたものである。
千利休(1522〜1591)によって「侘び茶」が確立され、それ以前からも様々な流派が茶道を現在まで受け継いできている。
茶を飲む習慣と製法は、平安時代に遣唐使によってもたらされたといわれている。
茶道はまた、禅宗と深く結びつき「わび・さび」という精神文化を生み出した。
茶室という静かな空間で茶を「点てる(たてる)」ことに集中することで精神を高め、心を落ち着かせる。このように茶の湯とは、お茶の味だけを楽しむものではなく、主催者の趣向や道具の取り合わせを楽しむことも目的の一つである。
茶碗を回すことも、その茶碗をよく見るという意味があり、回しながら茶碗の模様や作りをしっかりと拝見する。これが、もてなしてくれる方への礼儀なのである。そして、茶碗のヘコミや模様のある正面を避けて飲む、これは謙遜の気持ちを表している。
茶碗を見るだけなら、一度回すだけでよさそうなものだが、二度回す方がより丁寧で、心の余裕を表すことになるという。
*千利休の孫、宗旦の子供たちがそれぞれ独立して「表千家」「裏千家」となった。
茶碗の回し方だが、表千家は半時計回り2回、裏千家は時計回りとなる。

写真3
3.『ひとつでも 読めたらいいな この地名』

全国の「難読地名」「珍地名」について大阪府の1回目です。

●安威(あい)茨木市
●阿保(あお)松原市
●青崩(あおげ)南河内郡河南町
●足代(あじろ)東大阪市
●我孫子(あびこ)大阪市住吉区ほか
●阿間河滝(あまかだき)岸和田市
●有真香(ありまか)岸和田市
●安立(あんりゅう)大阪市住之江区
●生江(いくえ)大阪市旭区
●泉尾(いずお)大阪市大正区
●出灰(いずりは)高槻市
●亥子谷(いのこだに)吹田市
●上本町(うえほんまち)大阪市天王寺区
●太秦(うずまさ)寝屋川市
●内代(うちんだい)大阪市都島区
●瓜破(うりわり)大阪市平野区
●家原寺(えばらじ)堺市西区
●逢阪(おうさか)大阪市天王寺区ほか
●大県(おおがた)柏原市
●大開(おおひらき)大阪市福島区
●恩加島(おかじま)大阪市大正区
●刑部(おさかべ)八尾市
●男里(おのさと)泉南市
●粟生(あお)箕面市
●粟生岩坂(あおいわかさ)茨木市
●曙川(あけがわ)八尾市
●麻生中(あそなか)貝塚市
●安満(あま)高槻市
●余部(あまべ)堺市美原区
●主原(あるじはら)茨木市
●猪甘津(いかいつ)大阪市生野区
●生野(いくの)大阪市の区名
●泉原(いずはら)茨木市
●立売堀(いたちぼり)大阪市西区
●岩湧山(いわわきやま)河内長野市
●兎田(うさいだ)泉南市
●歌恒山(うたがきやま)豊能郡能勢町
●靭(うつぼ)大阪市西区
●嬉(うれし)富田林市
●毛人谷(えびたに)富田林市
●大垣内(おおがいと)枚方市
●大深(おおけ・おうけ)富田林市
●小垣内(おがいと)泉南郡熊取町
●大黒(おぐろ)羽曳野市
●彼方(おちかた)富田林市
●小橋(おばせ)大阪市天王寺区
4.『酒飲みの 今夜の肴は 焼鳥か』

お中元やお歳暮にチーズや魚以外の缶詰が届いたりすると、父親が「こりゃ、酒のさかなになるな〜」と喜んでいたのを思い出す。チーズは牛乳からつくるものなのに、どうして「魚」なのか?と不思議に思っていた。
「さかな」という字には、「魚」「肴」の2種類があり、示すものが同じだったり違っていたりする。「魚」は文字通り魚類の総称で、海や川で泳いでいるのも、缶詰になっているものも、すべて「魚」である。「さかな」と読むことも、「うお」と読むこともある。
「肴」の読みは、日本語では「さかな」だけで、酒を飲むときに添えて食べるもので、言い換えれば「おつまみ」である。だから、「肴」「魚」であることもあるし、肉や野菜、乳製品であることもある。
語源は「酒菜(さかな)」で、酒のおかずという意味で「菜」とは、もともと飯の副食物のことであり、その代表が食物の菜だった。しかし、酒の「つまみ」(関西では「あて」という)にするには、魚類がいちばん美味でよく合うため、次第に「さかな」が魚を表すようになった。
「古事記」に魚を「ナ」と読んでいる箇所があり、菜と魚は共通の音を持っていたと考えられる。「魚」「さかな」と呼ぶようになったのは中世以降で、それまでは「うお」と呼んでいた。
本来の意味からすると、生きて泳いでいるものは「うお」で、酒のつまみやご飯のおかずになる場合は、「さかな」ということになる。
偶然かもしれないが、生物学の用語も、「さかな」ではなくて「うお」である。また、「肴」には、酒の席に興を添える歌や踊り、面白い話題という意味もある。友達の恋愛をからかって「今夜はいい肴になったな」などという場合がそうである。

 
写真4 写真5
5.『この名字 直に読める 人はなし』*直(すなお)

「変った(珍しい)名字」「難読名字」の第136回目です。

●観月(かんげつ)
●諫田(かんだ)
●神庭(かんば)
●牛黄蓍(ぎおうぎ)
●禧久(きく)
●釋氏(きくち)
●枳穀(きこく)
●儀三武(ぎざぶ)
●雉間(きじま)
●北纓(きたお)
●北角(きたずみ)
●北圃(きたはた)
●木通(きつう)
●紀(きど)
●木通(きどおし)
●紀(きの)
●葱花(きぼう)
●岐邑(きむら)
●驥本(きもと)
●九州(きゅうしゅう)
●間崎(かんざき)
●鹹味(かんみ)
●帰家(かんや)
●祇園(ぎおん)
●掬川(きくかわ)
●纐纈(きくとじ)
●薪先(きさき)
●鬼(きさらぎ)
●嘉数(きすう)
●北大路(きたおうじ)
●耒代(きただい)
●北圃(きたばたけ)
●桔梗(きっこう)
●亀頭(きとう)
●鬼乕(きとら)
●蒐場(きば)
●君(きみ)
●岐邨(きむら)
●嘉山(きやま)
●牛腸(ぎゅうちょう)
●貫足(かんじょう)
●神庭(かんてい)
●義(ぎ)
●桔梗(ききょう)
●麹池(きくち)
●菊巒(きくやま)
●階(きざはし)
●槐島(きじま)
●木通(きずし)
●北小路(きたこうじ)
●階(きだはし)
●儀丁(ぎちょう)
●貴伝名(きでな)
●木通(きどうり)
●衣笠(きぬがさ)
●黍原(きびはら)
●公手(きみて)
●木邑(きむら)
●九鬼(きゅうき)
●喜友名(きゆな)
6.『きどころね 気にもしないで 風邪を引く』

山形県寒河江周辺の「方言」第5回目を紹介します。
方言は特有の発音ですので明確な表記ができませんが、ご了承ください。

方 言

意 味

方 言

意 味

がらがら

慌てて、急いで

からまんざい

でんぐり返し

かわながれ

入水自殺・溺死

かんたん服

ワンピース

かんべんな

すみません、ごめん

きぃいっき

ジャンケンの掛け声

きかなす

きかんぼう

きかね

注意に従わない

ぎこばた

シーソー

ぎこばた

体の一部が麻痺状態

きちゃきちゃ

おしゃべり過ぎ

きっき

ジャンケン

ぎっちょ

左利き、サウスポー

ぎっつい

窮屈、きつい

きてけらっしゃい

来て下さい

きどころね

転寝(うたたね)

きびちょ

急須

きびちょくちだすかな

横から口出すな

きびわれ

気持ちが悪い

きゃらぐ

お玉じゃくし

きりこみ

イカの塩辛

きりだす

細切れ肉、挽肉

ぎりをつける

線を描く

きんな

昨日

く、くうが

食べますか

くぎだず

おひたし

ぐじゃら

水溜り、泥濘

くだえ

食べたい

くだぐない

食べたくない

くたびっじゃ

疲れた

くつぐ

噛む・噛みつく

ぐなぐな

曲がる

くね

垣根

くぴかがり

首吊り

くびと

くやみ

香典

くらすける

頭をたたく

くわがっしゃ

一家の稼ぎ頭

くんな

来るな

け(え)

食べなさい、食べろ

げしょげしょ

けつかける

腰掛ける

けづかる

居る、迷惑行為

けづげなもの

こんなもの

けっつ

げっぺ・けっぱ

最下位・ビリ

けね

あげない

けらんにゃ

あげられない

ける

あげる

けろ

下さい

*寒河江(さがえ)市に在住の那須吉春様からのご協力を得ています.

7.『欧州の ワイン価格が 安くなり』

*EPA施行により欧州ワインは関税撤廃された.
酒宴の席などで「シャンパン」を抜くと、ぐっとおしゃれな雰囲気になる。栓を抜く時に発する「ポン」という景気のいい音、上品な感じの金色、爽快な泡立ちと口当たりで、その場も大いに盛り上がる。
ところが「スパークリングワイン」という泡の立つワインがある。飲んでみても、こちらも同じように美味しく、シャンパンとあまり区別がつかない。シャンパンとスパークリングワインの違いが判らないのも無理はない。
シャンパンはスパークリングワインの一種なのである。スパークリングワインとは、発泡性ワインまたは沸騰性ワインとも呼ばれ、炭酸を含んだワインのことなのである。
17世紀にフランスのシャンパーニュ地方の修道院で、二次発酵した白ワインの栓を抜いたところ、勢いよくワインが噴き出した。これを飲んでみたら驚くほどの美味で、その後わざと二次発酵させてこれをつくるようになったといわれている。
こうして世界の各地でスパークリングワインが生産されるようになったが、「シャンパン」と名乗っていいのは、シャンパーニュ地方産のものだけである。また、瓶のなかで二次発酵させず、人為的に炭酸ガスを加えたものはシャンパンとはみなされない。
つまり、本家本元のシャンパーニュ地方産で伝統的な手法でつくられたスパークリングワインだけが、「シャンパン」なのである。なお、シャンパンという呼び方は日本だけで、英語でもフランス語でも「シャンパーニュ」が正式名称である。

8.『温泉は 心も体も 温まる』

本誌で各地の温泉を数多く紹介してきたが、愛読者から「どこの温泉が一番ですか」と聞かれる。その人の好み(透明、半透明、白濁など)もあるので一概に応えられない。
安兵衛が入浴した温泉を昨年末統計したところ、最北端の北海道「礼文うすき温泉」、最南端の沖縄県の「西表島温泉」、北の果てから南の果てまで2594か所、宿泊した温泉宿が517か所であった。これらの数字は新規だけで重複していない。
多い順では長野県が274か所、北海道265か所、新潟県198か所、福島県177か所、山形県170か所。北海道、東北地方、関東の群馬と栃木が多い。海外は台湾(56か所)。
想い出に残る温泉としては北海道が多い。干潮時しか入浴できない恵山の「水無海浜公園」、羅臼の「セセキ温泉」、滝が温泉となっている「カムイワッカの滝」(世界自然遺産登録後は入所禁止)、表面に塩の薄氷状が張る「神恵内温泉」、支笏湖畔の「丸駒温泉」(湖と温泉が繋がっている)、あちこちに点在する「ニセコ温泉郷」など数え切れない。
東北では酸ヶ湯、花巻、乳頭温泉郷、蔵王、飯坂、土湯、高湯など。関東地方では那須、塩原、奥鬼怒、伊香保、四万など。伊豆では熱海、伊東、熱川、修善寺など。長野では野沢、渋、湯田中、上山田、諏訪など。岐阜では奥飛騨、下呂など。北陸では山中、山代、粟津、和倉など。九州では別府、湯布院、九重高原、霧島、指宿など。いずれの温泉も想い出が残っている。機会があったら再び訪れてみたい温泉もある。
どうしても訪れたかった台湾の台東沖に浮かぶ「緑島」「朝日温泉」だったが、2年前に念願が叶った。眩しいほどの青空、果てしない濃紺の水平線を眺望しながら入浴できたことが強く印象に残っている。入浴中に辺りを見回しても人はいない。この島の人は真昼には入らず早朝か夕方以降に入るという。入浴客のピークは夜8時頃だそうだ。
台湾の名の知れた温泉はほとんど訪れているが、温泉地で日本人と会うことはなかった。
白濁した硫黄系の温泉、「白くなくては温泉でない」という人もいる。このような温泉に入ると洗い流しても硫黄臭は落ちず、下着にまで染みついて数日間も臭う。
温泉というものの、その地域に源泉がなく、遠方の温泉からパイプを使って引き湯している温泉も少なくない。硫黄系はパイプが詰まりやすいので毎日湯守が温泉成分の除去掃除をしなくてはならない。
富山県黒部渓谷の入口にある「宇奈月温泉」は10km以上も離れた「黒薙温泉」からの引き湯、福島県の「岳温泉」は1700mの高所に湧く「くろがね温泉」からの引き湯である。
「源泉かけ流し」と謳う温泉が多いが、「かけ流し」の定義は、★常に新しい湯を浴槽に注いでいる ★注がれた分だけの湯が浴槽の外に流れている(洗い場に流れる)★溢れた湯は決して浴槽に戻さない ★湯量不足を補うために、浴槽内で循環ろ過をさせない。
入浴に適した温度にするため、泉質を損なわない範囲での最低限の加水、加温はできるが、湯量不足を補うために水増し加水は「かけ流し」とはいわない。
「源泉完全かけ流し温泉」を求めるなら温泉街にある「共同浴場」「総湯」(北陸に多い)を是非ともお薦めしたい。
浴槽から洗い場に湯が流れ出していない温泉は循環式である。循環式のフィルターには脂や毛などが付着し環境が悪い。時折、レジオネラ菌による死者も出ている。
温泉法から泉温が25℃以下でも定められた温泉成分を満たしていれば温泉(鉱泉)となる。鉱泉は適温まで加温し循環している。稀には「かけ流し」をしている鉱泉もある。
女性にとって感心のある「美肌の湯」だが、「かけ流し」でない温泉は循環式で塩素殺菌をしているため、肌に対して悪く、肌荒れを起こすので注意が必要である。
一時期は入浴場所を増やすことに努めていたが、いまは「源泉完全かけ流し温泉」を探索しているので入浴温泉数は増えていない。

写真6
緑島「朝日温泉」
9.『思い付き その時決めた 店名も』

「変わった看板・店名・品名・地名」などの第51回です。
このような「変わった看板・店名・品名・地名」を見かけたらお知らせ下さい。

店名・看板・品名

業  種

店名・看板・品名

業  種

猫の目

バス停(石川県)

無夢蘭(ブーメラン)

スナック

ジュウイチ

鳥 名

ぐぅぐ〜屋

居酒屋

道 徳

駅 名(愛知県)

天然寺

寺院名(各地)

西郷どん丼

駅弁(鹿児島中央駅)

クララ

魚 名

調 子

地 名(京都府)

不老泉(清酒・滋賀)

清酒銘柄(滋賀県)

呑どん

焼鳥屋

リンシャンカイホウ

競走馬名

金妻倶楽部

風俗関係

永遠の絆

永代供養墓

どれ味

居酒屋

ラストページ

スナック

八方美人

ラーメン店

アホネン

人 名

市場屋

魚市場内食堂

株式会社アクセル

会社名

やみつき

炭火焼鳥屋

働く女性の家前

バス停(青森県)

人妻食道

風俗関係

すまいる歯科

歯科医院

水平線

海鮮居酒屋

隠し蔵

焼酎銘柄(鹿児島県)

酔十年(すいとんねん)

焼酎銘柄(鹿児島県)

ブラックホール

風俗関係

ジュウイチ

鳥 名

浮路梨多(フロリダ)

スナック

ふくふく庵

そば屋

ラジオタイソウ

競走馬名

麺 活

ラーメン店

酔わせて

スナック

血洗島

地 名(埼玉県)

どぎゃん

焼酎銘柄(熊本県)

四季折々

駅 弁(金沢駅)

湯 船

バス停(神奈川県ほか)

長生薬師

寺院名(群馬県)

むくむく食堂

食堂名

花と華

温泉旅館名

はればれ

洗濯物乾燥専門店

出世男

清酒銘柄(奈良県)

上善如水

清酒銘柄(新潟県)

株式会社もしも

会社名

廃車王

廃車買取業者

農協食堂

食堂名

メルヘンワールド

パチンコ店

花と華

温泉旅館

現代楽園

風俗関係

親不孝通り

清酒銘柄(和歌山県)

いつも

居酒屋

永遠の絆

永代供養墓

やみつき

炭火焼鳥屋

10.『この事項 知っていても 損はなし』

言葉の語源や、なぜそうなったのか知らないことが数多くある。知らなければ知らないで済んでしまうが、知っていれば損はしないと思うので頭の隅に残して置いて下さい。
今回は何の略なのかについて述べる。
★電車に乗る時に利用する「Suica」Super Urban Intelligent CArd」を略したもの。
「すいすい行けるから」という意味も「スイカ」という名前に込められている。
「DVD」「Digital Video Disk」の略でなく、Digital Versatile Disk」の略となる。
「ヴァーサタイル」は多目的という意味なので、DVD=「デジタル・ヴァーサタイル・ディスク」はビデオに限らずいろいろな使い道があるディスクという意味となる。
「GPS」Global Positioning System」(グローバル・ポジショニング・システム)の頭文字をとった略。日本語にすると「全地球測位システム」つまりは「地球全体の位置を測定するシステム」の意味となる。
「ATM」Automatic Teller Machine」(オートマテック・テラー・マシン)の頭文字をとった略。日本語にすると「現金自動預け払い機」「Teller」とは、現金を出し入れする係りの人のことである。
★午前と午後を表す「am」「pm」について、午前を意味する「am」「after midnight」。 
午後を意味する「pm」past midday」(正午の後)の略となる。*小文字を使う。

11.『似ているが 違う所に 気が付かず』

普段から自分は正しいと思い、気が付かず誤って使っている日本語。似てはいるものの、間違って使わないよう気をつけましょう。その30回目です。

誤 用

正 解

なくて七癖(しちくせ)

なくて七癖(ななくせ)

目を半眼に閉じる

目を半眼に開く

煮ても焼いても食べられない

煮ても焼いても食えない

猫に鈴をつける

猫の首に鈴をつける

物議を呼ぶ

論議を呼ぶ

優秀の美を飾る

有終の美を飾る

予防線を引く

予防線を張る

寝首を切られる

寝首を掻かれる

秋の夕日は釣瓶落とし

秋の日は釣瓶落とし *釣瓶(つるべ)

名前に泥を塗る

に泥を塗る

恨み骨髄に達す

恨み骨髄に徹す

をつり上げる

をつり上げる

病魔をおして

をおして

成功のうちに

成功のうちには不要

一敗地・に塗れる

一敗・地に塗れる

すさまじきものは宮使い

すさまじきものは宮仕え

著作をものする

著作をものする *「に」は不要

人は見た目によらぬもの

人は見かけによらぬもの

積極さがほしい

積極性がほしい

先ん出る

先んずる

おそらく大丈夫

たぶん大丈夫 きっと大丈夫

音程が高い

音域が高い

お茶漬けをすする

お茶漬けをかきこむ
*麺類の汁はすする

大きい顔をする

大きな顔をする

朝刊を読んでいると、連日のごとく詐欺被害の記事が目に入る。特に70代の女性が被害に遭っているのが多い。タンス預金なのか、それにしても金額が大きい。
神奈川県の70歳代の女性が現金6,000万円を騙し取られたという記事。長男を語る男から「駅で会社の書類の入った鞄をなくした。昼から契約があり金が必要。会社の人間に取りに行かせる」という電話があった。その後、長男の同僚を装って自宅を次々に訪れた男3人にそれぞれ現金を手渡し、計6,000万円を騙し取られた。女性は同日夕、次女に電話して相談し、被害が発覚したという。家のどこに保管していたものだろうか。
75歳の女性が現金1,000万円を騙し取られた。埼玉県内に住む40歳代の会社員の長男を装う男から「取引先に違約金の支払いが必要になった」、「500万円位用意できないか」などと電話があった。女性は同日と翌日自宅近くの路上で2回にわたり、長男の上司の甥を装う男に計1,000万円を手渡した。長男が自宅に電話してきて、被害が判明した。
昨今、詐欺被害の金額が大きくなっている。手渡す前になぜ家族に連絡をしないのか。核家族となり疎遠になっていることも要因のひとつと考えられる。
電話してくる相手は男の子供や孫と生活していた家庭が多く、女の子供や孫と生活していた家庭にはほとんど連絡してこない。
事件発覚後に家族に連絡しているが、電話があった時点で連絡していれば防止できたはずである。子供たちに連絡できない理由でもあったのだろうか。
なぜ、「自分の不始末は自分で解決せよ」と言えないのか。感心するほどの口実に情けが生じ、ついつい口車に乗ってしまうのだろう。50歳代でも騙される人がいるので注意しなくてはならない。対策としてはやたらと受話器を取らないことである。

今冬はインフルエンザが大流行し、高齢者の死者も多くなっている。
インフルエンザに罹ると急に強い倦怠感に襲われる。夜中に小用で布団から這い出したものの立ち上がれずフラフラとなり、やっとのことで小用を済ませ床に入って再び寝た。
翌朝、新幹線で秋田方面に行く予定だったので早めに起きて、新聞を読んでいたところ、意識が朦朧として急に椅子から転げ落ちた(自分ではまったく覚えていない)。
ドスーンという音に家内が気づき、「お父さん、お父さん」と呼びながら体を揺すっても応答がなく、真っ青な顔色ですやすや眠っていたという。
手に負えないと見た家内が近くの甥に連絡、甥が自宅に来た頃、「救急車を呼んだほうがいい」とか「何やら騒がしいなぁ」と、やっと我に返った。(5分ほど意識不明)
掛かり付けの医師に緊急連絡し、診察時刻前に診てもらったら、別に騒ぎ立てるほどもない様子で検査してくれた。「インフルエンザAですね」で薬を処方してくれた。
数日安静にしているうちに家内にうつり、同じく「インフルエンザA」てあった。
友人の話による、自分がインフルエンザとなり、数日後、夫人にうつってしまい、勤務先で高熱を発生、同僚の勧めで直ちに医者に罹ろうと自分で運転し帰宅途中、橋の欄干に衝突、意識も薄れ左右の欄干に当たりながの運転でエアーバックが開いて停止した。気を失っているところにパトカーが通り、パトカーで自宅まで送り届けられたという。車はボコボコになったが、川に転落しなくて幸いだったといっていた。
インフルエンザの予防接種をしていても罹る確立は6割とか。特に高齢者は確率が高くなる。予防接種をしているからと安心してはいられない。一冬で2度も罹る人もいる。
インフルエンザの型には種類が多いですが、猛威をふるっているのがA型のH1N1とH3N2。発症も減ってきてはいるが、続いてインフルエンザB型が4月頃まで発症するという。マスク着用、手洗いやうがいの励行を心掛け発症を防ぎましょう。

本誌「DURARON MONTHLY TIMES」も150号をもちまして終了させていただきます。長い間、ご愛読くださいまして心より暑く御礼申し上げます。
本誌の前は「DURARON ONESHOT NEWS」でした。創刊が昭和61年(1987年)6月15日、450号が平成18年9月15日まで19年3か月(2,085日)という年月でした。
取材編集も月2回の発行は過酷な作業(ほとんど土日の休日に作成)となり、止むを得ず450号を区切りとして最終号とさせていただきました。
当初は販売店向けへの技術情報提供誌?(その後、内容は大きく変更)だったのですが、中にはコピーしてユーザーに配布する販売店も現れ、次第に限定したユーザーへ配布、また一部の同業他社の知人への配布も行うようになりました。その後、インターネットのHP「新着情報」に掲載するようになってから、愛読者数が相当増えていきました。
「DURARON ONESHOT NEWS」の後継誌として「DURARON MONTHLYTIMES」を毎月1回発行することになりました。第1号が平成18年(2006年)11月1日でした。
それから11年5か月となる今年4月号で「DMT150号」となり、平成とともに去ることにいたしました。
「DOT001号」からの通巻で600号となり、その間、発行中止や遅配もなく30年1か月継続できましたが、ここで幕を閉じさせていただきます。
毎号の配信を楽しみにしていた愛読者も多数おり、「残念だ」「続けてよ」というありがたいお言葉もいただきましたが、誠に申し訳ございませんが、次号でお開きにさせていただきますと伝えた。
なお、取材編集担当の「たそがれ安兵衛」は約54年間、金属加工油剤の販売に従事してきました。その間の訪問先は6500社、面談した人の数は20000人を超えました。
年齢的(76歳)に取材・編集も大変となり、勝手ながら終了させていただきます。
「たそがれ安兵衛」こと岡安義則は平成31年2月20日をもって退職いたしました。
長い間、ご指導、ご厚情を賜りまして心より感謝申し上げます。ありがとうござました。

編集長  山口  徹(呑兵衛)
取材編集  岡安 義則(安兵衛)