場所:島根県の玉造温泉
最寄駅:JR山陰本線・玉造温泉駅 など


玉造温泉へは空路(東京、大阪)を利用し出雲空港まで、空港からタクシーで約20分です。
電車利用の場合は岡山から伯備線・山陰本線経由の「特急スーパーやくも」で玉造温泉まで約2時間30分です。玉造温泉駅からバスで7〜8分です。
車ですと不便ですが、大阪から中国自動車道で南下し落合JCから米子自動車道で米子東ICまで約230km、そこからR9で松江市を通って玉造温泉までは約50kmです。

玉造温泉は「出雲国風土記抄」にも登場する山陰路最古の温泉です。宍道湖(しんじこ)に注ぐ玉造川の両岸一角に広がる情緒豊かな湯宿がびっしり軒を連ねています。純和風数寄屋造りの高級宿が多く、宍道湖の恵み(海水と淡水が混ざり合っている)、七珍(すずき、鯉、白魚、あまさぎ、河海老、うなぎ、しじみ)が味わえる温泉なのです。

玉造の名は、三種の神器の一つである「やさかにの勾玉(まがたま)」が、この土地で櫛明玉命によって造られたということが由来です。その櫛明玉命を祭る玉作湯作神社には、付近の古墳から出土した古代の勾玉、管玉、平玉などが社宝として保管されています。
今から約1,300年前の奈良時代の初期には既に湯は発見されており、「出雲国風土記抄」に“川辺に出湯あり、男女老少道路に駱駅として群衆市をなす、濯すれば即ち形容端正、浴すれば即ち万病悉く除く、俗人名づけて神湯といへり”と記されています。
平安時代になりますと、清少納言が「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」と詠んだことで、都
にも知られる存在となりました。

宍道湖から玉造川の河畔を約2km遡りますと、それぞれ趣味を凝らした和風旅館やホテル(約25軒)が軒を連ね、温泉街を形成しております。
近くに松江城と出雲大社があるため、観光の宿泊拠点ともなっており人気は高いですが、歓楽色はほとんどなく、静かで落ち着いた温泉となっています。
源泉は15ヶ所もあり、豊富な湯量を誇っています。湯は無色透明で美人の湯とも言われています。泉質は珍しい芒硝性苦味泉で、泉温は50〜70℃です。
公共の入浴施設としては温泉街の中心に「玉造温泉ゆ〜ゆ」(入浴料600円)があります。
また玉造川の川岸には泉温64℃の足湯(無料)の施設もあります。

題名:N0.348『山陰の 最古の湯で のんびりと』より